【外壁塗装】液だれは良くない?その理由について

2023.11.10

こんにちは!
福岡県大野城市をメインに近隣エリアにて、外壁塗装・内装リフォーム等を手掛けているAtelier四季です。
今回は、外壁塗装のトラブル「液だれ」について解説します。

■ 外壁塗装の液だれはなぜ起こる?

・塗料の希釈率が守られていない

塗料はシンナーなどの有機溶剤もしくは水を混ぜて使用します。
塗料はそのままだと粘ついていて塗りにくく、無理に使えばハケの跡などがついてしまうことになります。
そのため、これらの希釈剤を使うことで伸びが良く、塗りやすくするのです。
希釈率は塗料の種類によって異なっており、人気の高い塗料「パーフェクトトップ(日本ペイント)」を例にあげると、3~5%としています。
塗料1kgに対して、30g~50gの水を混ぜるように規定されている、ということですね。
しかし、この希釈率を守らずに多めの希釈剤を入れてしまうと、塗料自体が薄くなってしまい、耐久性も損なわれることになります。
とろとろの状態なので、液だれが起きやすくなるんですね。

とくに手抜き工事を行う業者は、少ない塗料で塗装しようと多めに希釈剤を投入することが多いです。
この場合は、数年で塗膜の剥がれなどにつながるでしょう。

・厚塗り

塗料は厚く塗ればいいというわけではなく、薄すぎないちょうどよい厚さにすることが大事とされています。
塗料は硬化するので、厚みがあるほどひびが入りやすくなることになります。
そのため、下塗り・中塗り・上塗りはすべて均等の厚みになるように塗装がされるのが一般的です。
厚塗りにしようとすると塗料をたっぷり塗ることになるので、液だれが発生してしまうでしょう。
このような厚塗りは職人の技術不足のほか、工程を省くためにわざと行われる場合があります。
どちらにしても施工不良が疑われるでしょう。

・天候による問題

外壁塗装を行える条件として、「雨が降っていない」「気温が5℃以上」「湿度85%以下」であることが求められます。
もし、雨でも塗装を続行してしまうと、塗料に雨が混じってうまく塗膜を形成できないでしょう。
もちろん、液だれの原因としても考えられます。

■ 液だれは直してもらえる?

液だれを発見したら、施工した業者に直しを依頼しましょう。
基本的に液だれは施工不良なので、対応してくれる場合がほとんどかと思います。
しかし、なかには「品質には問題ない」と応じようとしない業者がいることも。
外壁塗装後は保証書をもらえるかと思いますが、この保証は塗膜の剥がれしか対象になっていないことが多いです。
そのため、液だれについて直しを要求しても、「保証外だから」と断られる可能性が考えられます。
最終手段になりますが、このようなときは消費者センターに報告してみましょう。

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