こんにちは!
福岡県大野城市をメインに近隣エリアにて、外壁塗装・内装リフォーム等を手掛けているAtelier四季の江口です。
外壁塗装は塗料の飛び散りを防ぐために、養生を中心に対策を行っています。
今回はその養生と、万一飛び散ったときの対処方法についてご紹介いたします。
■ 飛び散りを防ぐ養生
外壁塗装の際は、塗料の付着を防ぐ養生をしっかり行うのが通例です。
まず作業の手順として足場を組みます。この足場をぐるりと包むように飛散防止シートを張ってから、高圧洗浄で汚れを落とすため、水による飛び散りが抑えられることに。
高圧洗浄を終えて2、3日乾くのを待ち、下地調整などの作業を挟んだ後は、塗装に移るための準備として養生が行われます。
ビニールシートやテープなどを用いて塗装をしない窓や玄関ドア、植栽、ポストなどを包み、塗料の付着を防ぎます。
車などはテープで留めてしまうと使えなくなってしまうので、取り外しのできる不織布シート・ビニールシートをかぶせることが多いです。
車のカバーは飛び散りが懸念される場所であれば、近隣の車でもかぶせることも。
とくに足場の飛散防止シートから1m以内にある車は、その対象に入ります。
カバーをかける際は、車の所有者に必ず許可を得る必要があるので、挨拶回りの際に了承してもらえるようにしましょう。
■ 飛び散ったときの対処方法
予期しない場所に塗料が飛び散ってしまったときの対処方法について紹介します。
・塗装会社に損害賠償を請求する
塗装工事中、もしくは後になってから塗料の飛散を発見した場合は、施工業者の責任となりますので、損害賠償を請求しましょう。
その際は証拠として飛散した箇所の写真を撮って残しておくことが大事です。
多くの業者はこのような事態に備えて、「請負業者賠償責任保険」とよばれる保険に加入しており、請求後は保険会社から補償されるでしょう。
・住宅リフォーム・紛争処理支援センターに相談する
上記の保険に業者が加入しておらず、実費での補償を断られた・取り合ってくれないなどの対応をされた場合は、住宅リフォーム・紛争処理支援センターに相談してみてください。
こちらは国土交通大臣が指定する公益法人で、建築士や弁護士が在籍しており、安心して相談できるでしょう。
・保険会社に相談する
こちらは、施主側が業者に依頼して工事前に保険に入っておくという方法なので、起こってしまった後の対処というより、予防のようなものです。
リフォーム瑕疵(かし)保険と呼ばれますが、加入していると後日になって工事の欠陥が見つかった際に無償で直してもらうことができます。
欠陥や不具合があったのに、施工業者が倒産してしまったときなども補償してもらえます。